2023年も明けてはや一か月が経とうとしている。
この様子では2023年もあっという間に過ぎてしまいそうだ。
新しい年の始まりの月ということで、どんな年になるだろうかと考える。
どんな年に「なるだろうか」と考えている時点で受け身であって、「こんな年にする」と目標をもつべきだとは思うのだが。
私のように「どんな年になるだろうか」と受け身で考える人間につけいってくるものが占いだ。
正月にひくおみくじしかり。
自分の努力以外の風向きがどうにも気になってしまう。
いいことだけを信じていればいいが、踊らされるようだと問題だ。
踊ってみるのもおもしろいかもしれないが。
と、思い、かたっぱしから占い系の読み物に目を通してみた。
これが意外に面白い発見があった。
占いの文章には大きく分けて二通りの書き方があった。
一つは能天気なほどにポジティブな内容。正月早々、今年は悪い運勢です、とはおめでたくないからかもしれないが。
もう一つが、「これをすれば運気上がる」という書き方をしているもの(しないと悪い運気という書き方もバリエーションとしてある)。「しなかったから運気が上がらなかったのだ」という予防線を張っている。この手のものは、当たらなかった時のための言い訳がそこここにちりばめられている。この巧妙に隠された言い訳を探すのが楽しくて、ついつい様々な占いの文章を読んでしまった。
占い師と物書きは意外と共通点があるのかもしれない。
どちらも創作。
信じるか信じないかは、あなた次第。