徒然なるままにその日暮らし

なんか書いてます

2024-01-01から1年間の記事一覧

「イニシエーション・ラブ」乾くるみ

その夏、僕は彼女に出会い、恋に落ちた―― 若い男女の青春、恋愛物語と思いきや、最後から2行目で驚愕の真実が発覚する。 「東西ミステリーベスト100」(文藝春秋、2012年)の「東=国内」編第74位。 以下、ネタばれ注意。 イニシエーション・ラブ …

アマゾンキンドルで出版した作品の売り上げ実績

アマゾンからメールが来ていた。 買い物をしたからだと放っておいたら、支払いの連絡メールだった。 カードで支払ったはずだがと思いながらメールを開くと、督促状だといったメールではなく、アマゾン側がこちらに支払いをしましたという連絡メールだった。 …

「慟哭」貫井徳郎

誘われたミスリーディングにまんまとはまってしまった。しかし、悪い気はしない。してやられたなあといったところ。「東西ミステリーベスト100」(文藝春秋、2012年)の「東=国内」編第93位。 【あらすじ】多発する幼女誘拐殺人事件の捜査は難航し…

ショートショート「お客様相談室」投稿しました。

ショートショート「お客様相談室」投稿しました。 クレームが多すぎて電話取るのが嫌になったっけ。 novel.daysneo.com

ショートショート「ツイてるね」投稿しました

ショートショート「ツイてるね」投稿しました。 久しぶりの創作。 novel.daysneo.com

「禁じられた楽園」恩田陸

ホラーは表現者にとって非常に難しいジャンル。人によって恐怖を感じる対象は異なるからだ。私は虫は平気だが、苦手だ、恐怖を覚えるという人は結構多い。フォビアの域になるが、リンゴのような丸い果実に恐怖を覚える人もいるそうだ。ちなみに、幽霊、妖怪…

「疑惑」松本清張

映画版を先に観て、主演のお二方(桃井かおり、岩下志麻、敬称略)の演技に釘付けになった。映画は「プラス松竹」チャンネルにて配信中とのこと、ぜひ、観ていただきたい。 原作は、松本清張による短編「疑惑」(旧題「昇る足音」)。なお、映画化にあたって…

人であれ

約束は守れ 嘘はつくな 弱いものをいじめるな この3つができないのは「人で無し」だ。 「人であれ」。 人間は人間に生まれたからといって人間になれるわけではない。 「人になれ」。 踏ん張って、人間であろうと努力しろ。

「Another」綾辻行人

「何かいる」――この気持ち悪い感覚をベースにミステリー風味で仕上げた学園ホラー。主人公「榊原恒一」の一人称で語られる。かなりのボリュームがあり、前半はホラー要素が強めで、後半はミステリー要素が強くなる。一粒で二度おいしい的な作品。 【あらすじ…

「天使の囀り」貴志祐介

気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い・気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い 上記パートを目にして気分が悪くなった方にはお勧めしない作品。ミミズだとかムカ…

年と共に読めなくなった本

若い頃はどんな内容の本でも読めた(偏読はひどかったにしろ)のに、年を取ると共にどうしても受け付けられない本というものが出来てしまった。 どんなに出来が悪かろうと、最後の1ページまでは読むが信条なのだが、最近は途中で投げ出す本が多くなってきて…

どうしても読了できない小説

どうしても読み終えることのできない小説がある。 何度挑戦しても、途中で挫折してしまうのだ。 長いから、ではない。 学生時代、「ユリシーズ」と「失われた時を求めて」だけは読めないとぼやいていた教授がいたっけか。 ユリシーズ 文庫版 全4巻完結セット…

くだらない、笑い飛ばせ

長い間、人間をやっているといろいろなことがある。 一寸先は闇、突然谷底に突き落とされたことも多々ある。 あまりにもそういう経験が多すぎて、何事もなく一日が過ごせるとほっとするようになった。そういう一日を重ねて一か月、一年と過ごせると、ありが…

「星を継ぐもの」ジェイムズ・P・ホーガン

ミステリーの次によく読むジャンルがSF、サイエンスフィクション。「星を継ぐもの」では、ミステリーとSFが同時に楽しめる。タイトルに「星」とある通り、宇宙を舞台とした作品。 本作品が発表された当時(1980年)に知られていた事実を下敷きに、謎解き…

また一つ、年を取る

新しい年をむかえ、また一つ、年を取った。 実際の誕生日は先ではあるが。 誕生日まで生きていられるという保証はないので、今のうちに年を取っておく。 病気ではないが、健康というわけでもない。病気でなくても、事件事故もろもろ、人生一寸先は闇、生はあ…